桜の真価
2020年12月14日。
ラグビーワールドカップ2023フランス大会の組み合わせ抽選会が行われた。
抽選方式についてざっくり説明すると…
まず、2019年末時点の世界ランクによって各国5グループに分けられる。
band1
band2
アイルランド、オーストラリア、フランス、日本
band3
band4.5はまだチームが未定のため割愛
ここからプールA〜Dのチームをband1から5の順に1チームずつランダムで選んだ結果は日本は以下のプールになった。
pool D
日本
アルゼンチン
オセアニア予選1位のチーム
アメリカ地区予選2位のチーム
オセアニア予選、アメリカ地区予選のチームについて、あくまで予想だがトンガorサモア、アメリカorウルグアイになるのではないかと私は考えている。
RWC2019準優勝、シックスネーションズ、オータムネーションカップを立て続けに制覇。間違いなくヨーロッパ、北半球で一番強いチームといって良い。
アルゼンチン…
昨年のワールドカップ では不本意な結果に終わったが、今年のトライネーションズではオールブラックスに勝利。確実に自信と力を付けてきている。
このようにイングランド、アルゼンチンどちらも簡単に勝てる相手では無い。しかも、コロナでテストマッチができなかった日本と比べてこの2ヶ国は確実に経験を積んでいる。タフなプール入ったといって間違いない。
そして、何よりも2023年大会はフランスで開催されるという点だ。
ベスト8入りを果たした2019大会は言うまでもなく日程、組み合わせ、気候、立地、会場の雰囲気全て日本有利であった。
アイルランド代表も日本特有の湿度の高さに苦しんでいたという。こういったディスアドバンテージが選手のコンディション、そして試合の勝敗に影響を及ぼすことは否定できない。
このようなアドバンテージが皆無に等しい2023年大会。ここでプール戦敗退すれば『日本は自国で開催されたからベスト8に行けた』と言われ、逆にベスト8入りできれば『本当に日本は強い、まぐれでは無かった』と世界に思わせることができる。まさに『桜の真価』を問われる大会なのだ。